通信制大学では多くの大学で編入制度を設けています。２年次から４年次まで、学年毎に編入制度を設けている大学が多いです。
通信制大学の入学者は、編入学が多く、産業能率大学では約八割が三年次編入学生となっています。
編入学の時期について
編入学であっても入学時期は、通常の正科生と変わりはありません。４月入学と１０月入学を設けている学校が多いので、通常の正科生と同じく4月または10月に編入することになります。
ただし、大学や短大に在籍した過去があっても、だれでも編入できるわけではありません。日本福祉大学の場合、大学に1年以上在学し、30単位以上修得した方のみ2年次編入学が可能です｡この基準は大学毎に異なるので、下記の一覧をチェックしてください。
単位認定は何単位まで？
編入する場合に重要になってくるのが、単位の認定です。以前、別の大学や短期大学に在籍していた場合、取得済みの単位を通信制の大学でも認めてもらうことができるのです。ですから、編入した場合には卒業や資格取得までに必要な単位は編入した学生毎に異なってくるのです。
例えば、通信制大学を卒業するに最低限必要な単位は１２４単位ですが、以前在籍していた大学で４０単位取得していてそのすべてが通信制大学でも認定されると、卒業に追加で取得が必要な単位は１２４単位－４０単位で、８４単位となります。
このように、別の大学で取得した単位が認定されることをよく理解したうえで進学先は選んだ方がよいでしょう。
この単位の認定は、教員免許の取得にも利用できます。教員免許の取得に必要な単位の一部を以前在籍していた大学で取得していた場合、その単位は免除となります。
また、このほかにも持っている資格を単位として認定してくれる大学もあるので、既に持っている単位によってはスクーリング無しで卒業が可能になることもあります。
単位の認定については、大学毎に異なるので資料をチェックしてください。
二年次編入時３０単位一括認定
三年次編入時６２単位一括認定
四年次編入時９２単位一括認定
資格単位認定
ほとんどの通信制大学で編入は可能
編入学自体はほとんどの通信制大学で可能です。上記の学校以外でも編入は可能ですが、認定される単位が異なってきます。気になっている学校があれば、資料をチェックして認定される単位を確認しましょう。
また、学校によっては、以前在籍していた大学の成績表を持っていくとその場で計算してくれる場合もあります。
