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今回は、お問い合わせの多い通信制大学の偏差値について解説します。通信制大学の偏差値はどうなっているのか、卒業率との関係などを説明していきたいと思います。

通信制大学の偏差値

大学を受験するにあたって、一番最初に気になるのは偏差値だと思いますが、実は、通信制大学には「偏差値」はありません。
通信制の大学には基本的に入学試験がないので、受験資格さえあれば誰でも入学できてしまうのです。高校卒業以上の学歴があれば、試験勉強をしなくても簡単に入学できます。それは、難関高校で有名な早稲田大学や中央大学でも同じです。

しかし、通信制大学の入学は簡単ですが、卒業するのはそれほど簡単ではありません。

通信制大学の難易度について

通信制大学では、入学すると大量の課題が送られてきます。そしてその課題やレポートを提出して、科目試験に合格することで単位を取得することができます。この課題やレポート、科目試験の難易度は大学によって異なります。

この難易度は通信制大学の卒業率に現れます。

代表的な大学の卒業率は以下の通りです。

学校名 卒業率
早稲田大学人間科学部eスクール 訳60%
慶應義塾大学 通信教育課程 非公開(10%以下といわれています)
日本女子大学 通信教育課程 非公開(10%以下といわれています)
日本大学通信教育部 非公開(3割程度といわれています)
中央大学法学部通信教育課程 非公開(レポートを5通以上提出した者の卒業率は25%)

卒業率を公開していない学校も多いので、全ての通信制大学の難易度を比べることはできませんが、卒業までの難易度は、全日制の大学の偏差値と相関関係があり、全日制で偏差値が高い大学は難易度も高くなります。

学部によって大学の偏差値は異なりますが、参考に、通信教育部がある全日制の大学の偏差値をいくつか以下に紹介します。

学校名 偏差値
日本大学 40~60
日本女子大学 45~60
中央大学 50~65
早稲田大学 60~70
慶応義塾大学 60~70

卒業がしやすい通信制大学

慶応義塾大学などの有名大学の卒業率は10%程度と言われており、10人に1~2人しか卒業できません。そう考えると通信制大学の入学を躊躇してしますかもしれませんが、もっと簡単に卒業できる大学はたくさんあります。

卒業率の高い通信制大学を以下に紹介します。

学校名 卒業率
産業能率大学 通信教育課程 69.6%
早稲田大学人間科学部eスクール 約60%
東京未来大学 通信教育課程 59.3%
大手前大学 通信教育部 57.1%
東京福祉大学 通信教育課程 55.5%
日本福祉大学 通信教育部 52.1%

通信教育は自分との戦いです。ついつい怠けてしまい卒業できなくなってしまう方も多いです。自分が一人でもコツコツ勉強できるタイプなのか、それとも怠けてしまうタイプなのか、自分自身の性格をよく考えて慎重に大学を選んでくださいね。

 

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