建築士の通信制大学

このページでは建築士の資格が取れる通信制大学を紹介します。建築に興味がある方で、建築士の資格取得を目指している方も多いと思います。建築士の資格には、1級建築士と2級建築士の資格があり、それぞれ取得にあたってさまざまな要件があります。

建築士ができること

1級建築士や2級建築士の資格を取得すると、建築物の設計や確認申請が可能になります。建築物には、1号建築物~4号建築物があり、それぞれの定義が建築基準法で定められています。
1号建築物とは、特殊建築物で、その用途に供する部分の床面積の合計が100㎡を超えるもの。2号建築物とは、木造の建築物で三以上の階数を有し、又は延べ面積が500㎡、高さが13m若しくは軒の高さが9mを超えるもの。3号建築物とは、木造以外の建築物で2階以上で、又は延べ面積が200㎡を超えるもの。4号建築物は、2階以下の建物で、高さが13m以下、軒高が9m以下、500㎡以下の建築物になります。

2級建築士の資格を有している場合は、4号建築物の設計が可能ですが、1級建築士の場合には、設計する建築物の制限はありません。平屋の住宅から競技場などの大規模な建築物まですべての建築物の設計が可能です。2級建築士の資格は、建築物の設計者として仕事をしていくには必須ですが、住宅の設計に携る場合には2級建築士の資格だけで十分です。日本のほとんどの住宅は4号建築物ですので、2級建築士の資格があれば問題ありません。

1級建築士になるには

二級建築士として4年の実務経験を経ることで、一級建築士が受験可能です。また、四年制大学の建築学科を卒業後、2年以上の実務経験があれば、一級建築士の受験をすることができます。

2級建築士になるには

1級建築士になる際に必要な2級建築士の資格は、さまざまな取得方法があります。2級建築士の試験の受験資格については下記の通りです。

  1. 高校卒業後、実務経験を7年以上積む。
  2. 大学で建築系の学科を卒業した場合には実務経験が無くても受験可能。
  3. 高等学校又は中等教育学校で、指定科目を修めて卒業した場合、卒業後実務経験を3年以上積む。
  4. 建築設備士の資格を持っている場合には、実務経験が無くても2級建築士の受験が可能。

建築士の資格が取れる通信制大学一覧

通信制大学で建築士の資格を取得可能な大学は多くありません。日本で建築士の資格を取得可能な通信制大学は現在2校のみとなっています。

愛知産業大学 通信教育部
愛知産業大学 通信教育部の特徴は、建築学科があることです。また、建築学科は一・二級建築士の受験資格を得られるプロフェッショナルコースやベーシックコースがあり、建築士を本気で目指す方にはうってつけの学校です。一級建築士や二級建築士の他にも、商業施設士や商業施設士補、建築施工管理技士、電気工事施工管理技士など建築に関するさまざまな資格取得をサポートしています。

大阪芸術大学 通信教育部
大阪芸術大学 通信教育部には、芸術分野の学部だけでなく建築学科が設けられています。一級建築士や2級建築士の他に、造園施工管理技士、インテリアプランナーなどの資格取得を目指すことができます。芸術大学の建築学科ですので、学習内容は、芸術性の高い設計を修得することを目標としています。また、通信制でありながらキャンパスで教員から指導を受けるスクーリングが充実しているのが特徴です。

 

 

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