今回は通信制大学に入学する具体的な方法をご紹介します。
学校毎に多少の違いはありますが、この記事を読んでいただければ通信制大学に入学するだいたいの手順は分かると思いますので、参考にしてください。
通信制大学に入学する前に
通信制大学に入学するためには、まず最初に通信制大学に入学する資格があるかをチェックしましょう。
どの通信制大学であっても正科生もしくは科目等履修生として入学する場合には、「高等学校卒業またはこれと同等以上の資格を有する者」である必要があります。
ただしこれは、高等学校を卒業していなくてはならないのではありません。もちろん高等学校を卒業していれば問題ないのですが、高校を卒業していないからといって諦めるのは早いです。「文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験(旧・大学入学資格検定)に合格した者」であっても入学は可能です。簡単に言えば、高校を卒業していなくても、大検を取っている方であれば入学出来るわけです。また、大学をすでに卒業した方や中退した方も入学可能です。ただし、入学した時点で満18歳以上である必要があるので、18歳に満たない方は入学できません。
通信制大学に入学する手順
通信制大学に入学する場合の大枠のスケジュールは下記の通りです。
募集要項、学費の確認
入学を希望する学校の募集要項や学費を確認します。
学校毎に無料で取り寄せができる資料を用意しているので、そちらで確認してください。
通信制大学一覧はこちら
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願書請求・出願書類の準備
願書や出願書類の準備をします。資料請求した際に、一緒に願書も同封されてくることが多いです。
入学志願書、学籍簿、志望理由書などが必要になります。
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入学諸経費の振込
入学に必要な費用を支払います。
選考料は1万円~3万円、入学金は5万円前後ですが、学校によりかなり金額に幅があるので注意してください。
通信制大学の学費一覧
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出願書類の提出
用意した出願に必要な書類を郵送します。期日に間に合うように提出してください。学校によって、消印有効や期日必着などの違いがあるので、ぎりぎりにならないようにしたいですね。
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選考
選考は主に書類選考のみです。早稲田大学では、一次試験は書類選考、二次試験で面接試験を実施していますが、ほとんどの学校では書類を確認し、入学資格があるかをチェックするのみとなっています。
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入学許可証送付
選考を通過することができると、入学許可証がお送られてきます。
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入学金などの振込
入学金など必要な学費を振り込みます。分納が可能な学校や、奨学金制度を導入している学校も多いです。
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履修用教材送付
履修登録に必要な教材が送られてきます。
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履修登録
送られてきた教材から、自分の履修する教科を選択して、郵送し、履修登録をします。
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学習開始
履修登録した教科のテキストが送られてくるので、学習を開始します。インターネットでの学習をメインに行う通信制大学の場合には、事前にインターネット環境に不都合がないか確認しておくのがいいでしょう。
入学時期に関しての注意点
普通の通学制の大学の入学時期が「4月から」と決められているように、通信制大学でも入学時期は決められており、その期間でしか入学はできません。ただし、通信制大学は年に二回入学時期があるのが一般的です。基本的には、4月入学と10月入学があり、その入学時期に合わせて、出願期間も定められています。だいたい4月入学の場合は「前年の12月から直前」まで、10月入学の場合は「7月から直前まで」という学校が多いです。
入学時期を逃してしまうと、半年待たなくてはいけないので、注意してくださいね。