今回は、通信制大学の入試について説明していきたいと思います。
通信制大学に入学試験は実質無い
大学というと入試が付き物のような気がしてしまいますが、通信制大学では、いわゆる大学入学試験のような筆記試験は無い学校がほとんどです。
ただ、筆記試験はありませんが、多くの大学で出願書類による選考を行っています。出願書類の選考といっても、なにか課題が課されることはありません。学歴や入学資格の有無のチェックがメインで、入学条件を満たしていれば問題はないでしょう。
学校によっては、「面接をする場合があります」とホームページや資料に明記していることがありますが、基本的には書類のチェックだけですので、心配はいりません。
通信制大学は卒業するのが大変
通信制大学は、通学制の大学と異なり、入試もないので簡単に入学できます。高校さえ卒業していれば誰でも入学出来てしまうので間口は広いです。
しかし、入学は簡単でも卒業するのは大変です。毎日継続して勉強しなければなりません。自宅で一人で2年~4年間勉強し続けるのは難しく、通信制大学の卒業率は10%を切っていると言われています。全日制の大学の卒業率は80%以上といわれていますから、通信制大学を卒業するのがどれだけ大変なことか分かると思います。
ですから、通信制大学に関していえば、気にするべきは入試よりも卒業率です。基本的に入学試験は無いも同然ですし、高校の偏差値も関係ありません。大学卒業資格の取得を目標とするのであれば、各大学の卒業率をしっかりチェックして学校を選びましょう。